こんにちは!今回はBringMeTheHorizonによるsTraNgeRsという曲を和訳してみます。
曲名の意味は「他人同士」。わりと意訳ゴリゴリなので苦手な場合はブラウザバック推奨です。それでは行きましょう!
歌詞和訳
Maybe I'll just be fucked up forever
Should have figured myself out by now
And I don't want to tear myself open, no
But it's hard to care when you bleed out
もしかしたら俺はもう永遠にダメなままなのかもしれない
そろそろ諦めを付けるべきだったんだ
自分を引き裂いたりなんてしたくないんだ
けど失血で死にかけてる時にそんなことを気にするのは無理だ
So won't you break me down, break me down
Make me get better
I confess: I'm a mess, some kind of error
Well maybe I was destined to disappear
だから俺を壊して、壊してくれ
俺を良くしてくれ
告白するよ、俺はめちゃくちゃだ、存在からして間違いか何かなんだ
多分俺は消える運命だったのかもしれない
We're just a room full of strangers
Looking for something to save us
Alone together, we're dying to live
And we're living to die
Dying to live, living to die
We're just a room full of strangers
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
自分たちを救ってくれる何かを探している
一緒に独りぼっちで、死ぬほど生きていたくて
そして死ぬために生きている
死ぬほど生きたくて、死ぬために生きてるんだ
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
Well I guess my guardian angel missed the memo
'Cause we're walking on razors again
And we swore to God we'd never let this happen, no
We've dragged ourselves through hell
And we'll be damned if we go back
どうやら俺の守護天使は何か忘れているようで
というのも俺たちはまたカミソリの上を歩いてる
もう二度とこんなことは起こさせないって神に誓ったのに
俺たち自身を地獄の中引きずり回したんだ
逆戻りなんてしたら俺たちは破滅だよ
Break me down, break me down
Make me get better
I confess: I'm a mess, some kind of error
Well maybe I was destined to disappearWe're just a room full of strangers
Looking for something to save us
Alone together, we're dying to live
And we're living to die
Dying to live, living to die
だから俺を壊して、壊してくれ
俺を良くしてくれ
告白するよ、俺はめちゃくちゃだ、間違いか何かなんだ
多分俺は消える運命だったのかもしれない
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
自分たちを救ってくれる何かを探している
一緒に独りぼっちで、生きるために死にかけていて
そして死ぬために生きている
死ぬほど生きたくて、死ぬために生きてるんだ
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
It never stops
Can't erase this
So cross out my eyes, tear the pages
'Cause you and I, we're just dying to live
And we're living to die
Dying to live, living to die
It never stops, it don't
それは絶対に終わらない
消し去ることもできない
だから俺の眼にバツ印をつけてページを破り捨てろ
だって君と俺は、俺たちは生きるために死にかけているんだから
そして俺たちは死ぬために生きている
死ぬほど生きたくて、死ぬために生きるんだ
いつまでも終わらない、絶対に終わらない
Where did we go?
We're all alone, all alone
No place like home
Take us back to yesterday
SOS
Save us from ourselves
俺たちはどこへいて行ってしまったんだ?
俺たちはみんな独りぼっちだ
家と呼べる場所だってない
俺たちを昨日へ連れ戻してくれ
SOS
俺たち自身から助けてくれ
We're just a room full of strangers
Looking for something to save us
Alone together, we're dying to live
And we're living to die
Dying to live, living to die
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
自分たちを救ってくれる何かを探している
一緒に独りぼっちで、生きるために死にかけていて
そして死ぬために生きている
死ぬほど生きたくて、死ぬために生きてるんだ
この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない
It never stops
Can't erase this
So cross out my eyes, tear the pages
'Cause you and I, we're just dying to live
And we're living to die
Dying to live, living to die
We're just a room—
We're just a room—
We're just a room full of strangers
Strangers
それは絶対に終わらない
消し去ることもできない
だから俺の眼にバツ印をつけてページを破り捨てろ
だって君と俺は、俺たちは生きるために死にかけているんだから
そして俺たちは死ぬために生きている
死ぬほど生きたくて、死ぬために生きるんだ
この世界はみんな
この世界はみんな
この世界はみんな他人同士、知り合いのいない部屋に過ぎないんだ
細かい解説
タイトルに大文字と小文字が混ざっているのは何故?
sTraNgeRsというふうに大文字と小文字が混ざるこの表現は、錯乱状態にあることを示す割と標準的な表現です。randomcaseと呼ばれます。
単語・表現まとめ
fucked up: めちゃくちゃな状態であること
tear: この場合は涙ではなく引き裂くこと
bleed out: 血が出ること。この場合はだいぶ出ていることが察せられる
won't you ~: ~してくれないか
destined: 変えられない運命によってあらかじめ決まっている
guardian angel: 守護天使。ひとりひとりに存在する守り神のようなもの
didn't get the memo: メモ(お知らせ)を受け取っていないことから、必要とされる情報を知っていないこと
razors: カミソリのこと
I'm a mess, some kind of error
これは"I'm a mess"とI'm some kind of error"を一つの文章にまとめた表現。
messはめちゃくちゃなぐちゃぐちゃという意味。"I am some kind of error"は「自分の存在自体が間違いか何かなんだ」であるとして訳した。
Dying to live, living to die
なかなか面白い言葉遊びです。最初は簡単なほうから行きましょう。living to dieは不定詞の副詞的用法そのままで、死ぬために生きているという意味です。生きていても最後には死ぬんだということを表しています。
次に一文目、まずdieの現在進行形であるdyingは、死にかけているという意味です。それからdying to do ~になると、死ぬほど~がしたい、~がしたすぎるといった表現になります。つまりこの場合は死ぬほど生きたいというわけです。
しかしこの文は普通に字義通りに解釈することもできます。すなわち「生きるために死にかけているんだ」ということです。ということで今回は両方を織り交ぜてみました。
We're just a room full of strangers ──この世界はみんな他人同士、知り合いのいない巨大な部屋に過ぎない──
この歌詞のコアであるこのフレーズ。直訳すれば「私たちは見知らぬ人たちで一杯の部屋なんだ」ですが、どういう意味なのでしょうか。
まず一つ目に重要なのが、このWeが何を指しているのか。全体から安直に推測すれば君と僕のふたりですが、僕はこの「見知らぬ人たちでいっぱいの部屋」が社会のことを表していると思いました。
というのも、roomというのは単に部屋を表すだけではなく、広く大きな三次元空間を表す単語です。room for ~で~が入る余裕 という意味になるのがわかりやすいかもしれません。このroomが単数形であるというのがミソだと思っていて、説明が難しいですが、roomsであればweは君と僕の二人でも通る気がするのです。どちらにせよ後半は社会そのものを論じているという点は変わらないのですが。
社会が知り合いのいない部屋である、とはどういうことなのか?それは「まわりに他人しかいないように見えるのは誰にとってもそうなんだ。独りぼっちなのは1人だけじゃない」という励ましなんじゃないでしょうか。僕はそう解釈しました。
とはいっても実際のところどうなのかというのはわからないですし、解釈「実際」なんてものがあるのかというのもよくわからないものですし。とにかく、この繰り返されるフレーズは社会というものは何なのかをひとことで表しているのです。その解釈に基づいて訳せば、これは「この世界はみんな他人同士 知り合いのいない部屋に過ぎない」と訳すのが良いと思ったのでした。その先は日本語での思考の時間です。
まとめ
いかがでしたか?sTraNgeRsの歌詞を意訳多めで翻訳してみました。意訳って他人が描いたものは気持ち悪いですよね。なので自分で意訳することにしました。これなら気持ち悪くない翻訳が少なくともひとつこの世に存在することになります。みなさんもぜひ歌詞和訳に挑戦してみてはいかがでしょうか?それでは。