こんにちは！akiraです。僕は最近中国語を勉強しておりまして、現在ぶち当たっている問題の一つが語彙の少なさです。そこで僕が編み出した対抗策、BilibiliとChatGPTを駆使した単語収集活動について紹介します。それでは行きましょう！
前提
一説には、中国語での日常会話には単語約3千語分の知識が必要であるとされています。三省堂のクラウン中日辞典には約6万5千語が記されていますが、6万5千語中における3千語はたったの4.6パーセントです。この数字から、辞書を買ってaから順番に読んでいくのはとても効率が悪いことがわかります。ではどうすればよいのでしょうか？そこで登場するのがbilibiliです。
bilibiliとは中国語版のニコニコ動画のようなもので、動画に弾幕という形でコメントが流れてきます。しかもほとんどの動画に字幕がついていて、歌ものなら歌詞がコメントで流れてくる、という非常に都合が良い環境です。そこでbilibiliを利用した単語収集法をステップバイステップで紹介していきます。
ちなみにbilibiliのアカウント登録方法については今回割愛します。他のブログさんを参照ください。
本題
動画を見て知らない単語を含んだ文章をピックアップする
適当な動画を開いて字幕を眺めます。なんでもいいです。見たい動画じゃないと続かないので見たい動画を見ましょう。気になる単語が登場したら、その時点で停止します。
スマホの簡体字手書きキーボードを使い、その文章をChatGPTに渡す
スマホに簡体字手書きキーボードを追加し、字幕を書き起こしてChatGPTに渡します。ChatGPTのプロンプトは以下のとおりです。このプロンプトは最初に一度送るだけで動作するようになっています。
これから複数の中国語(普通話)の文を与えるので、
1.pinyin
2.日本語訳
3.単語ごとの詳細な解説
を行ってください。
ChatGPTが文章を分解し、拼音と意味を教えてくれる
ChatGPTが拼音・日本語訳・単語ごとの詳解をしてくれます。
発音を聞き、復唱する
発音を聞いて復唱します。この発音を聞いて復唱というステップが重要で、漢字・拼音・音声・口の4方向から記憶することで、どれか一つの要素から残りを連想することができるようにします。
僕は読み上げの速度を変えられることとリッチなUIが気に入ったのでchrome拡張機能のspeechifyを使っていますが、選択範囲の読み上げができるのであればなんでも良いです。
ノートにメモする
ノートにメモします。別に紙のノートでなくてもよいと言えばよいのですが、拼音の声調を記入するのは紙が一番楽なので紙のノートにしています。
オプショナル
その1: 応答がおかしい時は
何も考えずに中国語の文章を投げつけていると、そこそこの割合で疑問文や命令文のような文章を投げることになります。このような時、一定の確率で翻訳解説を忘れ、中国語で素直に応答してくることがあります。
このような時は、別の会話にて明示的に翻訳解説をお願いすることになります。具体的には別の会話において以下のプロンプトを使用します。
「(翻訳してほしい文章)」を日本語に翻訳し、ピンインを添えて単語ごとに解説してください
元の会話に戻りますが、失敗した応答が残っているとその後の対話に悪影響を及ぼすので、次の投げつけは応答に失敗されたプロンプトを編集する形で入力してください。
その2: 特によくわからない/気になる単語があるときは
しばらく以上のステップで単語を集めていると、ChatGPTがよくわからない翻訳を与えてきたり、もっと詳しく知りたいような単語が出てくるでしょう。そんなときもやはりChatGPTに聞きましょう。New Chatから新しい会話を作成し、以下のプロンプトを入力します。こちらもプロンプトは最初の一度だけでよいです。
これから複数の中国語(普通話)の単語もしくはフレーズを与えるので、拼音・日本語訳・例文・ニュアンスやトリビアを教えてください。
まとめ
いかがでしたか？今回は僕が行っている単語収集法についてまとめてみました。応用すればどんな言語にも役立つと思うので、みなさんも独自の捻りを加えつつ活用していってください！それでは。
